ランドセル売り場に行くと、最近では「A4フラットファイル対応」というものが増えていることに気が付きます。
中には「A4クリアファイル対応」と銘打ったものもあり、特に初めてお子さんを小学校に入れるご家庭では、そのあたりの事情がよく分からずどんなものを選ぶべきか迷ってしまいそうです。
6年間使うランドセル、A4フラットファイル対応を買う必要があるのか、A4クリアファイル対応とはどう違うのか、じっくりと調査・検討してみます。
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小学校で使うファイルの種類は複数ある?
ひと昔前までは、学校の印刷機で通常使う用紙の大きさはB5やB4が主流でした。
それらを閉じるファイルも同じサイズでしたので、昔のランドセルもこれらが入る大きさで十分だったのですが、近年のパソコン普及に伴い、自宅でも学校においても使う用紙サイズはA4のものに変化しています。
「A4クリアファイル」の存在も今では一般的となっていますが、A4用紙に穴あけパンチで穴をあけて閉じる紙製ファイル「A4フラットファイル」も学校ではよく使われるものになりました。
A4クリアファイルとは?
出典:セイバン
学校のプリントとして配られるサイズは、A4のものが多くなってきています。
最近では学校だけでなく、公的施設からのお知らせなどもA4サイズがほとんどです。
これらを持ち歩く時に便利なものとして広く知られているのがA4クリアファイルです。
透明な薄いシート2枚重ねのファイルで、縦31cm×横22cmというサイズ規格になっています。
強度はないものの、プリント用紙などを汚さず曲げることなく持ち運びが可能となります。
A4フラットファイルとは?
出典:土屋鞄
最近主流のA4サイズ用紙をまとめたい時、複数の用紙の同じ箇所に穴開けパンチを利用して2つの穴を開け閉じる方法を取りますが、それらをまとめる紙ファイルがA4フラットファイルです。
小学校で作成した自分の絵日記や校外学習のまとめなど、個人記録用紙をまとめる時によく利用され、縦30.7cm×横23cmという規格サイズになっています。
紙でできていますが作りはしっかりしていますので、閉じる枚数が少々増えても大丈夫です。
A4フラットファイルとA4クリアファイルの違いとは?
出典:羽倉
小学校や公的機関の配布物で主流となっているA4用紙のサイズは、縦29.7cm×横21cmです。
これをどのように収納するかという2つの方法としてA4フラットファイル・A4クリアファイルというものがあるわけですが、その違いは大きさにあります。
上記で示したサイズを比較してみると、どちらもA4用紙を収納するには適したサイズですが、A4フラットファイルのほうは横幅が若干大きくて、A4クリアファイルのほうが縦に少々長いことが分かります。
ランドセルの収納の特徴は、横幅についてはサイズがガッチリ決まってしまいますが、カブセと呼ばれるフタ部分の形状が曲線であることから、縦方向のサイズにはある程度の自由度があるのです。
A4フラットファイル対応とA4クリアファイル対応のどちらを選べば良いの?
出典:土屋鞄
実際には、フラットファイルを使う小学校の方が多く存在します。
クリアファイルは便利なものですが、学校よりは会社で使用することが多いです。
小学校でまとめた個人ファイルを持ち帰る時にそれがランドセルに入らない場合には、サブバッグを使うことになり両手が空かなくなりますので、ケガのもとにもなります。
せっかく買うなら、できるだけA4フラットファイル対応のランドセルがおすすめです。
A4フラットファイル対応のランドセルブランドのおすすめ3選
①セイバン
価格帯 | 57240円〜91800円 |
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重さ | 約1150g〜1185g |
ブランド特徴 | 多彩なバリエーション |
セイバンの中でも多彩なバリエーションが揃っているロイヤルは、最新機能搭載でデザインも凝っているのが特徴です。男の子用・女の子用のどちらにもテーマが設定され、サイドにオリジナルで繊細な刺繍が施されています。モデルロイヤルの女の子用では、ティアラをイメージした刺繍付きのロマンティック、高学年になっても違和感なく使えるチャーム風刺繍付きのベーシック、全面ポケットに香水をかたどった刺繍のあるスウィートパフューム(イオン限定)などの種類があり、どのスタイルがお好みか分かれるところです。ロマンティックのミルキーブラウン色が落ち着いていて、人気が集まっています。
シンプルながらも6年間使える上品なデザインに惹かれてひと目見て、これ!と決めました!娘には色を選ばせて、水色に決めました✨5月に注文して10月末に届くとのことで、楽しみに待っていました。無事届いて思っていた通り素敵なデザインで母は満足、娘はもう気分は小学生です
出典:公式サイト
②萬勇鞄
価格帯 | 48600円〜79920円 |
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重さ | 約1200g〜1500g |
ブランド特徴 | 職人の手作りからできるクオリティ |
丁寧な手縫いで知られる萬勇鞄のランドセルは一つ一つが手作りということで、ユーザーの要望も受け入れやすい体制が整っているのが特徴と言えます。素材やステッチにもこだわりつつ、お客様の要望を取り入れて、A4フラットファイル対応ランドセルが2016年モデルより誕生しました。現在ではすべてのシリーズでこのサイズ対応に至っていますので、優れたクオリティを持ちながら大きなサイズを実現していることにより、選択肢が幅広くなっていておすすめです。
今回は、素晴らしい買い物ができたと思っております。既製品でなく、オーダーメイドで購入したため、娘も大変満足しています。入学前ですが、毎日背負って家の前を自転車で走り回り、枕元に置いて寝るお気に入りぶりです。妥協一切なしの充実した買い物ができました。次回、下の子もお願いしたいと思います。ありがとうございました。
出典:公式サイト
③キッズアミ
価格帯 | 57240円〜98280円 |
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重さ | 約1000g〜1370g |
ブランド特徴 | 使いやすさにこだわり抜いたランドセル |
セカブセ部分に独特のデザインを採用していることでオリジナルなランドセルを展開する「キッズアミ」は、ナース鞄工の作るランドセルシリーズの一つです。伝統と匠の技を保ちつつ、どんどん進化し洗練されていくことを嫌わないというモットーにより、A4フラットファイル対応型も揃っています。中でもフラットキューブ横型クラリーノランドセルはグッドデザイン賞も受賞しており、教科書やファイルの背表紙が見えることから、より使いやすいタイプでおすすめです。
二学年上の兄もぴかちゃんのランドセルを愛用中なので、使いやすさはお墨付き(*^^*)娘にもぴかちゃんだったらどれでもいいよ~と選ばせました。色も悩んだり、触り心地を比べたり、お気に入りとなったベルバイオのランドセルをお店で背負ってみたところ、配達してもらうのも待ちきれず、自宅まで持ち帰りました(。-ω-)
他メーカーのかわいい刺繍のランドセルも憧れてたようですが、ぴかちゃんの刺繍シールで「かわいい」とほめられることが多く、嬉しそうに登校しております。ありがとうございました!出典:公式サイト
まとめ
ランドセルに求めるポイントはみなさんそれぞれではありますが、耐久性やデザインの他に、使いやすさも需要な点です。
6年間毎日使うものですので、小さいものよりは少々余裕のあるサイズのほうが、実際使うお子さんもストレスを溜めることがありません。
特に体がまだ小さい低学年では、サブバッグなどをなるべく使わず、両手を空けておいたほうが皆さんも安心できるのではないでしょうか。
現在ではA4フラットファイルサイズ対応のランドセルがとても増えてきて、カラーバリエーションも豊富になっていますので、選択肢も多くなっています。