ランドセルは活発な子供達の使用を考慮して頑丈に作られていますが、使い方や利用環境によっては壊れてしまう事もあります。
しかし、壊れたランドセルはメーカーに依頼する事で、壊れた部分を綺麗に治してもらう事が可能です。
メーカーによって利用する際の条件や保証の範囲は大きく異りますが、かなり多くのメーカーが様々な故障状況に対応できる充実した体制を持っていますし、保証も長期になっています。
ランドセルが壊れた時は、慌てずにメーカーの対応方法を調べましょう。
この記事では、ランドセルが壊れた時の対応や保証の範囲やメーカーの対応をまとめてみました!トラブルの時の参考にしてみてください!
後藤謙尚(ごとう けんしょう)
よりお子さまに合ったランドセルを知ってもらうために、関西、関東を中心に60社以上のランドセルメーカーを徹底的に分析。実店舗に足を運び、ネットだけでは手に入れられない情報を発信していきます。
Contents
ランドセルの保証があれば修理は無料!
出典:生田
メーカー毎に保証の内容は違いますから、まずは保証の内容をチェックする事が大切です。
保証が適用される場合は無償で修理してもらえますから、故障が生じた状況と照らし合わせて判断しましょう。
保証の内容は、保証書を調べる事で把握できます。
内容は簡単なものであり、保証が適用される条件について書かれています。
ランドセルを購入した時に付属しますが、いざという時の問い合わせに必要ですから、無くしたり捨てたりしないように気を付けましょう。
ランドセルの保証が適応されるケース
出典:池田屋
手厚い保証をしているメーカーは、故意であれ自然であれ壊れたら保険が適用できるようになっています。
この場合、友達と遊んでいる間にふざけていて壊してしまった場合も、保証が適応されるケースになるでしょう。
初期不良や製造におけるミス等で保証が適応される場合は、製造側に責任がある場合に保証が適用されます。
使っている内に糸がほどけたり、使われている金具が壊れたりといった、小さな故障でも保険が適用されるケースがあります。
ランドセルの保証が適応されないケース
出典:ふわりぃ
保証の適用外になるケースとしては、主に以下のような場合が挙げられます。
- はさみ・カッターなど道具によってできた傷
- 油性ペンによる落書き
- 加重や衝撃による型崩れ
- 成長によるサイズ交換
- 保証期間が過ぎたランドセル
このように、故意にランドセルを傷つけたり、型崩れさせた場合は保証が適用されません。
この他にも、多少の汚れであればランドセルとしての機能は保たれていますので、この場合も保障は適用されないケースになるでしょう。
ランドセルの修理の流れ
出典:セイバン
壊れたランドセルを元通りに修理してもらう流れは、まずメーカーに相談する所から始まります。
次はランドセルの持ち込みか、宅配便を利用する形でメーカーに品物を預ける事になります。
その場で修理が受けられる物ではないので、ある程度の期間は待つ事になるでしょう。
修理が終わったら、費用を支払って修理が終わった品物を受け取る事ができます。
受け取り方法もメーカーによって異なりますが、宅配便で自宅まで運んでもらう事も可能です。
修理中の代替ランドセル無料貸し出しがあると安心!
出典:セイバン
国内大手のランドセルメーカーの多くは、アフターサポートとして「ランドセルの修理中のスペアランドセルの無料貸し出し」を提供しています。
普段背負いなれているランドセルがなければ、お子さまも不安を抱えて登校することになります。「違う鞄を持つくらいなら修理なんてしなくて良い!」と思うお子さまも多いようです。
安心して修理に出すためにも、無料ランドセルの貸し出しがあるメーカーを選ぶことをおすすめします。
<修理中のスペアランドセル無料貸し出しがあるメーカー>
修理中の無料ランドセルの貸し出しがない場合は、自宅にあるリュックやスポーツバックを代用してOKです。
「他の子に何か言われないか」「校則違反にならないか」といった不安を解消するために、事前に担任の先生に伝えておくことをおすすめします。
またその際に、「ランドセルの代用は何が良いか」を相談・確認しておくと安心です。
ランドセルの修理のよくある質問
出典:萬勇鞄
(1)保証書がない。どうしよう!
保証書をなくしてしまった場合は、まずはメーカーか購入店に相談しましょう。
保証書自体が存在しなくても、商品を購入した証拠があれば問題無い場合もあります。
例えば、購入店で受け取ったレシートは商品購入の証拠になるので大切に保管しておく事がおすすめです。
ネット通販等で購入した場合は、送付書や注文のやり取りをしたメール等も証拠になる場合があります。
クレジットカードで支払った場合は、カードの利用明細が有力な証拠になるでしょう。
(2)修理期間はどのくらいなの?
メーカーによって修理期間はまちまちで、早い場合は3日程度と素早く対応してもらえます。
時間をかけて対応する場合は1か月ほどかかる場合もあるので、長く見積もって1か月程度はかかる可能性があると考えておくと良いでしょう。
事前に必要な期間を知りたい場合は、相談をする段階で問い合わせをしておくと大まかな情報がわかります。
金具が壊れてたり部品が取れたりして交換する等、比較的素早く終わる作業の場合は1週間程度で終わる場合もあるでしょう。
(3)修理費用はいくらかかるの?
保証が適用される場合は、無償で修理をしてもらう事ができます。
見た目では有償になると思える物でもメーカーのチェックの際に無償対応になる場合もあるので、まずは相談をする事が大切です。
有償の場合は故障の状況によって必要になる費用は大きく異なりますが、部品を交換する程度であれば数千円ほどで済みます。
費用の詳細はメーカーによって異なりますが、事前にどの程度かかるか知りたい場合は、問い合わせをする事で故障の状況に応じて回答を貰えるでしょう。
ランドセルの修理は送料負担?
ランドセルの郵送にかかる送料は、メーカーによって無料の場合と自己負担の場合があります。
往復送料が無料になっているメーカー
- フィットちゃん
- セイバン
- 羽倉ランドセル
- 神田屋鞄ランドセル
- ララちゃんランドセル
- 池田屋ランドセル
(一例)
詳しくは、各メーカーのホームページを見るか、電話で問い合わせてのご確認をお願い致します。
【まとめ】ランドセルの修理依頼はお早めに
ランドセルは子供が6年間ほぼ毎日使い続ける道具であり、使う間に多かれ少なかれ故障が生じる物です。
故障してしまった場合は、遠慮せずランドセルメーカーに問い合わせて修理を依頼しましょう。
メーカーが定めた保証内容や壊れた状況に応じて、保証が適用できるか、費用はどの程度かかるか等が変わります。
多くのメーカーは6年間の長期保証をしてくれますし、綺麗に直すまでの間は代わりのバッグを用意してくれます。
余計な費用もかからず、子供も安心して利用できるでしょう。