「自分の子にはいい教育を受けさせたい。」「可能であれば、小学校から私立に通わせたい。」そう考えられている親御さんは多いのではないかと思います。
この記事では
- 私立小学校の学費がどのくらいかかるのか
- 私立小学校の学費が高いランキングTOP5
- どのくらいの収入があれば私立小学校に通わせることが出来るのか。
などについてご紹介します。
また、私立小学校の授業料を補助してくれるサービスについてもご紹介しますので最後までお読みください。


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Contents
私立小学校の学費は思っているよりも高い?

私立小学校へ通わせたい親御さんは多いですが、経済的な面から私立に進学させるという選択肢は容易なものではありませんよね。
2007年から2009年に「お受験ブーム」が起きていた時は約4万人の方が小学校受験をされていましたが、2017年頃には約3万5,000人と、小学校から受験をされる方が減っているのは事実です。
ただ毎年、数万人を超える方が私立の小学校にお子さんを入学されています。
※公立小学校の学費を知りたい場合は、こちらの記事もお読みください。
私立小学校の学費は平均いくら?
下記にある表を見て頂ければ分かりますが、文部科学省の調査結果によると平成28年(2016年)の私立小学校の学費平均は約150万円ほどです。
公立小学校の学費(6年間) | |||
費用の区分 | 6年間平均 | 6年間に換算すると | |
学校教育費 | 870,048円 | 5,220,288円 | |
学校給食費 | 44,807円 | 268,842円 | |
学校外活動費 | 613,022円 | 3,678,132円 | |
合計 | 1,528,237円 | 9,169,422円 |
私立小学校の学費は
- 学校教育費
- 学校給食費
- 学校外活動費
の3つの区分されます。
学校教育費は授業料、修学旅行・遠足・見学費、学級・児童会・生徒会費、PTA会費、その他の学校納付金、寄付金、教科書ひ・教科書以外の図書費、学用品・実験実習材料費、教科外活動費、通学費、制服のことです。
学校給食費は主に給食費用、そして学校外活動費は「補助学習費」と「その他の学校外活動費」の合計で「補助学習費」というのは家庭内学習費(物品費、図書費)、家庭教師費等、学習塾費などのことを指します。
その他は体験活動・地域活動、芸術文化活動(月謝他)、スポーツ・レクリエーション活動(月謝他)などのことを言います。
ですので、上記の額は学校の授業料だけではなく通わせる塾や習い事など、今後お金がかかることを想定した額になることを理解しておいてくださいね。
私立小学校の学費が高いランキングTOP5
私立小学校 学費が高い学校TOP5 | |||||
1位 慶応義塾横浜初等部 | 1,860,000円 | ||||
2位 慶應義塾幼稚舎 | 1,541,480円 | ||||
3位 学習院初等科 |
1,226,000円 | ||||
4位 桐蔭学園小学部 | 1,199,600円 | ||||
5位 立教小学校 | 1,188,800円 |
歴史のある慶応義塾横浜初等部は志願者も1495人(2017年データ)とと圧倒的な人気を誇っています。
私立小学校受験の傾向としては
- ただブランド校という視点だけでなく、中学校受験における具体的な成果をもとに選ばれてきている。
- 有名大学の付属小学校だけでなく、合格実績のある小学校はどんどんと人気になっている。
といったことが挙げられます。
小学校受験は中学校、高校、大学受験のように偏差値のような具体的な指標があるわけではないので将来的な学歴を見据えて選ばれる方が多いです。
また学費以外の面では
- 教育方針や校風
- 通学距離
- 宿題の質や量
- 宗教教育
- 土曜日投稿の有無
などを調べ小学校を検討される方が一般的です。
私立小学校の学費が学年によっても変わる?
私立小学校の学費は小学1年生から小学6年生まで一律の学費というわけではなく、変化します。
下記の図をご覧ください。
公立小学校と私立小学校の学年別の学費 | |||
区分 | 公立小学校 | 私立小学校 | |
小学1年生 | 342,640円 | 1,842,650円 | |
小学2年生 | 270,917円 | 1,275,934円 | |
小学3年生 | 289,272円 | 1,365,914円 | |
小学4年生 | 310,908円 | 1,464,090円 | |
小学5年生 |
345,078円 | 1,557,348円 |
|
小学6年生 |
375,358円 | 1,658,692円 |
私立小学校の学年別の学費を見てみると、小学1年生、次に小学6年生の学費が高くなっていることが分かります。
その理由は小学1年生の時は入学の準備関連の費用が含まれているためと考えられます。
小学校6年生の場合は、中学受験に向けて学習塾などへ通われるため費用がかかるため少し高くなっています。
学校の授業料以外にも色々と費用がかかってくることを考慮しておきましょう。
私立小学校の学費の中で入学時にかかる額は?

私立小学校に入学した際にかかるのが、平均でも約100万円と言われています。
その内訳は
- 入学金
- 教材費
- 授業料
- 給食費
- 施設費
- 後援会費
などです。また上記の学費以外で、私立小学校では任意の寄付金や学校債があります。本当に色々とお金がかかってきますね
※入学式の際に必要になってくるものを具体的に知りたい場合はこちらの記事も合わせてお読みください。
費用を抑えて、節約しよう。と考えられている場合には非常に参考になると思います。
私立小学校の学費以外でかかるお金?
私立小学校に通っている場合、中学受験を検討されている方がやはりほとんどだと思いますので、大きくかかってくるのが塾の費用です。
文部科学省「学校基本調査(2018年度)」によりますと全国の私立中学校への進学率は平均で7.3%となっています。地域ごとの進学率を見ていくと
- 東京都は全体の24.8%
- 高知県は全体の18.0%
- 京都府は全体の13.2%
が私立の中学校へ進学するというデータがあります。
小学校の高学年(4年生)から受験勉強を始めた場合、塾代、夏期講習、冬季講習、受験費用など、3年間で200万程度のお金が必要になってきます。
基本的には小学4年生頃から始める必要があるので、小学3年生までに塾に行く費用を貯金される家庭が多いみたいですね。
私立小学校に通わせる親の約半数は年収1200万円以上
私立小学校の学費を知れば知るほど「いくらの収入があればいいの?」と考えられると思いますが、私立に通わせる親の年収分布は以下のようになっています。
- 年収400万円以下:約3%
- 年収400万円以上600万円未満:約6%
- 年収600万円以上800万円未満:約13%
- 年収800万円以上1000万円未満:約15%
- 年収1000万円以上1200万円未満:約16%
- 年収1200万円以上:約47%
最初にもお伝えした通り、私立小学校の学費は約150万円かかりますので、収入の約10%~約15%を学費に充てられる方が多いです。
そうなるとやはり1200万円を超える収入の方が約半数という結果になってきます。
私立小学校の学費を補助してくれるサービスとは?


私立小学校の学費を経済的支援してくれる
文部科学省が限定期間を平成29年度~令和3年度とし、実施しているのが私立小中学校等に通う児童生徒への経済的支援に関する実証事業です。
大まかな内容としては
- 令和元年7月1日現在、私立の小学校、中学校、義務教育学校、中等教育学校(前期課程)、特別支援学校(小学部、中学部)に通っている児童生徒が対象
- 年収400万円未満、かつ資産保有額600万円以下の世帯が対象
- 最大で年額10万円を支援
- 文部科学省が実施する調査にご協力いただく必要がある
といった内容になっています。
支援金に関しては学校が代理受領し、授業料が減額されます。
かなりオススメな制度だと思います。
就学援助制度
また、小・中学校でかかる費用にお困りの方に援助を行われる制度もあります。
以下は東京都文京区における就学援助の詳細となります。
就学援助の具体的な内容 |
||
援助費目 | 対象 | 支給額 |
学校給食費 | 全学年 | 実費 |
学習支援費 (※注1) |
小1 | 15,690円~1,305円 |
小2-小6 | 18,880円~1,570円 | |
新入学用品費 (※注2) |
小学校就学前・(小1) | 63,100円 |
小6・(中1) | 79,500円 | |
卒業アルバム補助 | 小6 | 7,500円 |
夏季施設参加費 | 小6 | 実費 |
移動教室参加費 | 小5・6 | 実費 |
遠足費・校外授業費 | 全学年 | 実費 |
通学費 (※注3) |
全学年 | 実費 |
PTA会費 (加入者のみ) |
全学年 | 3,410円 |
申請方法などに関しては各地域にお問い合わせしてみてください。
オンライン塾や医療費控除などで費用を抑える
もう一つのお子さんにかかるお金を節約する方法としては通う塾をオンライン塾にして、月額数千円程度まで抑える方法があります。
また、塾に通わなくても市販で売っている教材をもとに勉強することも可能です。
大切なのは大きなお金を払って塾に行かせることではなく、お子さんの将来のために必要な勉強を習慣づけて成長させていくことですので、親子で協力しながら進めていきましょう。
私立小学校の学費を効率的に準備するために
いかがでしたでしょうか?
私立小学校の学費は公立小学校の学費と比べると数倍高くなります。そのかわり教育の内容や環境の良さを感じることは出来ると思います。
沢山の素敵なお友達と出会うことも出来るでしょう。
そのためにも、私立小学校に通わせるためにはしっかりとした収入の確保が必要となってきます。
- 実際にいくらの額がかかってくるのか
- それを払うだけの収入はあるのか
を把握し、お子さんの将来を考えながらゆっくりと幼稚園の時から事前に計画を進めていくことが大切ですね!
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