ランドセルの素材はどれが良い?牛革や人工皮革の特徴も紹介!

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ランドセル選びはまず素材から。

小学校入学が近づくとそろそろ考えなければいけないのがランドセルです。

今は色々なデザインや色が選べるので迷ってしまいますが、実は一番大事なのは素材です。

耐久性や重さ、肌触りなどは全てこの素材がカギを握っているといっても過言ではないため、

どんな素材で作られているかをしっかりチェックしてから選ぶようにしましょう。

そもそもどれを選んだらいいか分からないという人も、この記事を参考にお子様にぴったりのランドセルを選んであげましょう。

お母さん
ランドセルの素材はどれがいいのかしら?
コンシェルジュ
ランドセルには大きく分けて3つ種類があります!まずは、革の種類から見て行きましょう!

 

天然皮革と人工皮革

ランドセルの素材は、年配の方が使っていた時代は殆どが天然皮革でしたが現在では人工皮革の割合が伸び、生産されるランドセルの9割を占めるほどに成長しています。

とはいえ、実際のシェア率を見てみると天然皮革のランドセルは35%ほど選ばれているというデータもあり、根強い人気があることも分かります。

二つの大きな違いは何といっても重さではないでしょうか。

ずっしりとした重量感のあるかつてのランドセルを知っている世代は、現代の人工皮革で作られた軽さにびっくりするはずです。

ランドセルの素材の種類

もう少し詳しく見てみると、天然皮革は牛革と馬の革であるコードバンに分けられます。

牛革は昔は一般的に使われていましたが、現在ではやや高級なランドセルというイメージがあります。

それよりもさらに高級なのがコードバン。

使い込むほどに風合いが増してランドセル以外にも高級財布などに使われている素材です。

天然皮革は高級で水に弱い、重いなどの特徴がありますが、これらをクリアしたもので、今主流になっているのが人工皮革。

なかでもクラリーノが圧倒的なシェアを誇っています。

ランドセルの素材の特徴

①人工皮革(クラリーノ)

人工皮革で最もよく使われているのがクラリーノという素材です。

他の人工皮革でも当てはまることですが、軽くて丈夫、水に強く汚れが付きにくい、などの特徴があります。

さらに傷に強く耐久性を増したもの、光沢があり滑らかな手触りを実現したものなど様々な種類があります。

また、天然皮革にはない豊富なカラーバリエーションで展開されているので選ぶ楽しみがあるのもポイントです。

ただし、天然皮革のように使い込んでいくほどに馴染むといったことはなく、品格という点ではやや劣ります。

年配の人の中には人工皮革=安っぽい、品質が悪いというイメージもあるようです。

人工皮革がおすすめな人

  • 1.軽くて丈夫なランドセルがいい人
  • 2.お手入れが面倒と感じる人
  • 3.色やデザインをこだわって選びたい人
  • 4.コスパが良く6年間思いっきり使いたい人

人工皮革の特徴は何といっても豊富なデザインとコスパのよさです。

軽くて丈夫なので、身体の小さな子供でも負担が少なく、雨や汚れもサッと落とせて手入れも簡単です。

男の子は乱暴に扱うことも多いので、リーズナブルなほうがいいという考えもありますし、女の子ならカラーバリエーションが豊富でデザインがかわいいものも多いので、自慢できるランドセルをカスタマイズするという楽しみがあります。

また、学校によっては6年間使う必要がないというルールがある場合はなるべくリーズナブルなものを選んでおきたいという場合もあります。

主流の素材なので手に入りやすいのもメリットです。

②牛革

牛革といえばバックや財布でも高級感がある素材として人気です。

滑らかな質感で、やはり人工皮革にはない品格といったものがみられるので、ランドセルといえば牛革という世代も多いはずです。

使い込むほどに味が出るという牛革の特徴は、6年間使うランドセルには最適ではないでしょうか。

ただし、天然皮革は水に弱く、雨などに濡れた時などはお手入れをすることも必要になります。

さらに、軽いランドセルが主流になっている今、少し重みを感じるのがデメリットといえます。

単体ではあまり感じないものの、比べればやはりその重さは歴然で、新1年生の子供には負担が大きいという考えもあるようです。

高級ランドセルのくくりになるため、価格もやや高めです。

牛革がおすすめな人

  • 1.飽きの来ないオーソドックスなランドセルが欲しい人
  • 2.品質の良さを重視している人
  • 3.自分が使っていた素材のものを子供にも使わせたい人

牛革は昔のランドセルの主流で、女の子は赤、男の子は黒という定番カラーがあり、ノスタルジックな気持ちになれるアイテムでもあります。

人工皮革ではなくやはり天然のものを、という品質を重視したい人にはおすすめです。

やはり、見た目にも牛革の高級感はすぐにわかりますし、使い込むほどに風合いも増していくので6年間で愛着が湧いてくる思い入れのあるアイテムになるでしょう。

最近の人工皮革のランドセルは、デザイン重視で奇抜な色やデコレーションを施せる場合もありますが、子供の成長につれ子供自体が飽きてしまうということも。

そんなとき、やはりオーソドックスなデザインが一番という親も多いようです。

③コードバン

コードバンとは馬のお尻にある1㎜程の厚さのコードバン層を皮の裏側から削り出したもので、繊細で緻密な繊維で形成されている特別な素材です。

馬革といっても馬の体全体からとれるわけではないので、大変希少で高価な素材とされています。

天然皮革の中でも特に高級なため、価格はとても高く、一生使える素材と考えるとランドセルに使用するのはとても贅沢ということになります。

品質的にも最高ランクであり、見た目にも高級感にあふれ牛革の3倍以上の耐久性があります。

ただし、やはりコードバンも水に弱いという特徴や素材そのものが重いといったデメリットがありますので、決して使いやすい素材であるとは言い切れません。背負っただけで他とは違う品があるランドセル界の大様といえます。

牛革がおすすめな人

  • 1.子供にも本物を持たせたいという
  • 2.手入れをしながら大事に使いたい人
  • 3.卒業しても思い出の品として残しておきたい人

コードバンは最高級の素材であることから、ランドセルとはいえかなりの高価格になることが考えられます。

子供のころから本物の良さを知ってほしい、周りと差をつけたいという人には最適です。

子供の小学校入学という節目のお祝いとして贈るというアイデアも素敵です。

コードバンは水濡れや汚れをそのままにするといったことに弱いので、手入れをしながら大事に使うということが必要になってきます、子供に手入れをさせるというしつけの面でも、ものを大切にする心を育む意味でもおすすめです。

大事に使えば風合いも増しますので、卒業してからも色あせることなく思い出の品として残しておくことができます。

ランドセルの素材の選び方

ランドセルの選び方は人それぞれありますが、ただ安いというだけで購入してしまうと後々公開してしまうことにもなりかねません。

人工皮革であっても種類がありますし、ランクも分かれています。

6年間使う必要があるのか、そうでないのかによっても選ぶ素材というのは変わってくるのではないでしょうか。

天然皮革は高級であるということ以上に高品質であるということもポイントです。

耐久性が高いので、6年使うことを考えると最後までしっかり使用できる品質は大事になってきます。

色やデザインは子供にとっては一番大切なことになってしまいがちですが、年齢とともに好みが変わっていくことも考えられますので、親が自然にリードして納得のいくものを選ぶようにしてください。

お母さん
子供が6年間使うと考えたら、良いものを選ぼうかしら!

まとめ

子供にとって新たな門出となる小学校入学。

そのシンボルともいえるランドセル選びはなかなか奥が深いものです。

初めてのことだと、たくさんの種類がある中でどれを選んだらいいか分からない、それぞれのメリット、デメリットが分からない、という親御さんも多いはずです。

早い人では、オーダー品やセミオーダーなどを利用するため半年以上前から探し始めることも多くなっています。

今からしっかりランドセルの基本をチェックして、小学校入学に向けて子供と一緒に素敵なものを選んでください。