小学校入学のときには、ノートなどの文房具や体操服など買わなければならないものが多くあります。
入学準備のアイテムの中で、特に高いものがランドセルです。
相場でも4~5万円する商品なので、家計への負担を心配する方も多くいるかもしれません。
そのような場合には、安いランドセルを購入するために気をつけるべき点を把握しておきましょう。
ポイントを押さえておくことで、安い値段でお得にランドセルを購入することにつながります。


Contents
低価格と高価格のランドセルの違いとは?
ランドセルを少しでも安く購入したいと考えている場合には、値段の違いを把握することも忘れてはいけません。
安くて数万円、高いと10万円以上もする値段の理由を把握していなければ納得のいく選択をすることは難しくなります。
安ければ安いほどいいと考える方もいますが、ランドセルというのは子供が6年間使用するものです。
そのため安さだけにこだわらずに、価格の違いを含めて検討するようにしましょう。
実際に値段の差が出る理由の1つに、素材の違いがあげられます。
比較的低価格の商品の場合には、人工皮革が使われています。
一方で高級な商品には牛革やコードバンなどの素材です。
これらの素材には、値段以外にも耐久性や肌触りさらには軽さなどの点に違いが存在しています。
ランドセルを安く購入する方法
(1)早めの時期の購入で早割引を狙う

出典:セイバン
少しでも安く購入するポイントの1つが、早期割引を利用することです。
早期割引とは、早めにランドセルを予約することで割引価格で購入できる制度です。
割引してもらえると言われても、あまり値段に違いはないと感じる方もいるかもしれません。
実際はメーカーや店舗によって割引率に違いはありますが、5~15%ほど安く購入できます。
例えば50,000円の商品を予約したとします。
このとき早期割引で10%引きになった場合、5,000円安くなって45,000円で購入できるかもしれません。
また早期割引が始まる時期はメーカーや店舗によって異なりますが、基本的には6~9月ごろです。
まだ入学は先だと考えずに、早めに検討することも安い商品を購入するために必要です。


(2)アウトレット品・セール品を狙う

出典:セイバン
安いランドセルを購入したいと考えていたものの、早期割引のチャンスを逃してしまったという方もいるでしょう。
そのような場合には、アウトレット品や型落ち品に注目するのも1つの手です。
アウトレット品は、箱がつぶれているなどの理由で通常より安く購入できます。
またランドセルに小さな傷がついているだけで、アウトレット品で通常よりも安いケースも見られます。
目立たない小さな傷があるだけでも、半額近い値段で売られていることもあります。
一方で型落ち品は、昨年販売されたデザインのものです。
デザインが昨年のものというだけで、ほかに問題はありません。
昨年の商品の売れ残りのため、型落ち品のランドセルなら安い値段で購入できます。
安いランドセルのデメリット
(1)耐久性がない

出典:神田屋鞄
安いランドセルを買えばいいと考えている場合、1つ注意しなければならない点があります。
それはお子さんがランドセルを丁寧に扱うとは限らないということです。
わんぱくなお子さんの場合、雑に扱ってしまって作りがしっかりしていないランドセルだとすぐにダメになってしまうこともあります。
せっかく安く購入したとしても、壊れて買い替えが必要になったら余計な費用がかかります。
大量生産されている安売り品の中には、壊れやすい商品も存在しています。
そのため値段だけで判断するのではなく、子供が6年間使えるのかという点を踏まえて選ぶことを忘れないようにしましょう。
例えば型落ち品であれば、安く購入できるだけではなく作りがしっかりした商品もあるなどのメリットがあげられます。
(2)見た目が良くない

出典:Yahoo
ランドセルの価格の違いは、見た目にも大きく影響します。
特に1万円以下のようなランドセルの場合、高級品と比較するとどうしても見劣りしてしまいます。
せっかく安く購入できたとしても、子供が入学してから周りの子供とランドセルの見た目が違って後悔する方もいるので注意が必要です。
後悔するリスクを少しでも下げるために、実際に購入するときには売り場へ直接行って選ぶのも1つの手です。
直接チェックすることで、見た目の面でも問題ないランドセルなのか判断したうえで購入することにつながります。
見た目の問題は、1つの店舗だけではなく複数の店舗へ行って確かめることで比較の基準を作ったうえで判断が可能です。
さらに異なるメーカーの商品も見て、どのような違いがあるのか把握するようにしましょう。
(3)背負いやすさがイマイチ

出典:セイバン
価格の違いがわかるポイントは、見た目だけではありません。
実際に子供が背負ったときにも、ランドセルの価格の違いが出てきます。
高級なランドセルの場合、子供の背負いやすさまで考慮しているケースが多くなっています。
特に小学校に入ったばかりの子供にとって、ランドセルの重さに加えて教科書やノートを背負うと負担が大きくなります。
このとき背負いにくいランドセルだと、肩を痛めてしまうかもしれません。
そのような負担を少しでも少なくするために、背負いやすさを考慮することも大切です。
安いメーカーの商品の場合には設計が高級品のメーカーと比較してあいまいなので、肩のベルトが食い込んで痛い思いをすることもあります。
可能ならば直接売り場へ行って、子供が背負いやすいものなのか確かめたうえで購入するようにしましょう。


安いランドセルのメリット
(1)軽い

出典:澤田屋
耐久面や見た目に問題があると、ランドセルは安いものを購入しないほうがいいと考える方もいるかもしれません。
ですが安い商品には値段以外にも複数のメリットが存在しています。
そのため購入する商品を選ぶ前に、値段以外にどのようなメリットが存在しているのか把握しておくことも大切です。
例えば安いランドセルを選ぶメリットの1つが、商品の重さが軽いという点です。
高級品の場合は、牛革などの素材の影響でランドセルが重くなります。
一方で人工皮革で作られている安い商品は、比較的軽めです。
通学距離が長い場合には、重いものを背負っていると子供の負担が大きくなります。
子供の負担を考えるのであれば、ランドセルの重さも考慮することを忘れないようにしましょう。
(2)色に飽きがきたら他のものを購入できる

出典:ふわりぃ
小学校に入学した子供は、6年間同じランドセルを使い続けるのが当たり前と思っている方もいるでしょう。
ですが途中で買い替えてはいけないという決まりはありません。
特に飽きっぽい子供の場合には、6年間同じものを使い続けるのが嫌だと感じることもあるでしょう。
お子さんが同じデザインのものを使い続けるのを渋ったとしても、10万円以上もした商品なら同じものを使い続けてほしいと考える方が多くいます。
一方で1万円前後で購入したようなランドセルであれば、お子さんがデザインに飽きたら買い替えもしやすくなります。
例えば1万円ほどのランドセルであれば、毎年買い替えたとしても10万円以上もする高級品を買うよりもトータルの費用は安く済ませられます。
安いランドセルを選ぶ際のポイント
(1)6年間保証がついていること

出典:セイバン
安いランドセルを購入する際に注目すべきポイントの1つが、6年保証がついているかどうかです。
ほとんどのメーカーのランドセルには、6年保証がついています。
6年間の保証サービスが用意されていることで、子供が使っていて壊れてしまったときにも安心して対応できます。
しかし安価なランドセルを購入した場合、残念ながら6年保証がついていないケースも見られます。
保証がついていない場合、せっかく安く購入できたとしても買い替えでお金がかかって損をするかもしれません。
6年間で必要な費用を少しでも安く抑えるためにも、保証内容の確認を忘れないようにしましょう。
また修理に出しているときに、代わりのランドセルを貸し出してもらえるのか確認することも必要です。
(2)A4のファイルが入ること

出典:セイバン
価格に注意することも大切ですが、ランドセルとして使いやすいのかという点のチェックも欠かせません。
例えば学校で配布されるプリントの中には、A4サイズのものも存在しています。
このときA4サイズが入らない商品だと、手提げバッグが必要になるなど荷物が増えてしまいます。
A4ファイルが入らなくて困ることがないようにするためにも、どのくらいの大きさまで入るのか確認することを忘れないようにしましょう。
ただしA4が入るからといって、大きすぎるサイズだと小学校に入学したばかりの子供には背負いにくくなります。
そのためサイズは大きすぎず小さすぎずのちょうどいいものか確認することが大切です。
A4ではなくB5のプリントに統一している学校もありますが、A4が入るサイズならB5のプリントも問題なく入れられます。
安くておすすめのランドセル5選
①ニトリ

価格帯 | 17,900円〜59,900円 |
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重さ | 約1030g〜1240g |
ブランド特徴 | 優れた機能性&軽量 |
安くランドセルが購入できるメーカーの1つが、ニトリです。ニトリの商品の最大の特徴が、大手メーカーの中でも比較的低価格であるという点です。また安いだけではなくランドセルも軽いので、小さな子供でも重さをあまり感じずに登下校させることにつながります。実際にニトリの商品を見てみると、安いものなら2~3万円前後で購入できます。2万円ほどのランドセルであれば、子供の扱いが雑で壊れてしまったときでも買い替えやすいというメリットが存在しています。購入する商品の値段に応じて、撥水や抗菌などの対応が異なります。雨の日などが心配な場合には、安さだけで判断するのではなく撥水機能があるかどうかチェックしたうえでニトリのランドセルを購入することも必要です。
うちは娘なので親的にはピンクや赤と勝手に思っていました。しかし娘はチョコレート色や黒が良い!と渋い色をチョイス…はじめは「セイバンの天使の羽」を気に入っていて有名なメーカーと言うのもあって値は張るもののお祝いとして祖母に買って貰うしそれで決定!とほぼ決めていたのです。
が、ニトリにふらっと行った時にランドセルコーナーがありチョコレート色のものを見て娘がこれがいい!と一目惚れし即買いとなったのです。シンプルな刺繍がありチャックなどはハートになっていたりさりげなくオシャレでとても軽い所が気に入ったようです。それにとても安い。安いからといって悪いかと言うこともありません。テイジンさんとのコラボ商品で作りもしっかりしているので親も子も満足いくランドセルでした。出典:みん評
②イオン

価格帯 | 30,000円〜68,000円 |
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重さ | 約1080g〜1295g |
ブランド特徴 | 大容量&軽量 |
イオンのランドセルの特徴は、安さだけではなくバリエーションが豊富だという点です。実際に選ぶとき、安い商品だと赤か黒しかカラーバリエーションがないと考えている方もいるかもしれません。ですがイオンの場合には、低価格であるにも関わらずカラーバリエーションも豊富です。またカスタマイズが可能な商品であれば、本体だけではなくファスナーの色まで選択できます。子供が自分の好きなカラーを選ぶことによって、使う本人にとって満足度が高い商品を選ぶことにつながります。イニシャルを入れるなどの対応も可能なので、状況に合わせてカスタマイズを楽しむのも1つの手です。また早割制度もあるので、少しでも安く買いたい場合には早めに予約することも忘れてはいけません。
イオン「かるすぽ」はとてもいいです。子供は小学校にあがる、お祝いとして祖父母から「かるすぽ」の24色ランドセルを買ってもらいました。色はピンクでした。ランドセル価格は3万円ちょっとで、お手ごろだと思います。また名前の通り、軽いのが特徴です。24色ものカラーバリエーションがあるので、お気に入りの色のランドセルが探せると思います。中身も可愛いです。6年間使用した今でも頑丈で、どこも壊れていません。まだまだ使えます。
出典:みん評
③イトーヨーカドー

価格帯 | 30,800円〜93,500円 |
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重さ | 約990g〜1280g |
ブランド特徴 | 豊富なカラーバリエーション |
イトーヨーカドーと聞くと、スーパーのイメージが強い方も多くいるかもしれません。スーパーのイメージが強い場合には、ランドセルが販売していても安い以外の特徴がないと考える方もいます。ですがイトーヨーカドーで扱っている商品の特徴は、安さだけではありません。安さ以外にも特徴があるからこそ、イトーヨーカドーのランドセルを購入している方も数多く存在しています。例えば人気を集める理由の1つに、デザイン性の高さがあげられます。高級ブランドのランドセルのようなデザインも豊富にそろっているため、見た目にもこだわって選びたい方から人気があります。もちろんデザインだけではなく、5万円以下で購入できてカラーバリエーションも豊富です。
長男のランドセルが高くて購入するのが大変だったとおじいちゃんが言うので、もう少し手頃な価格の違うランドセルにしようと、次男が入学する前にイト-ヨ-カド-に一緒に行きました。次男が天使のはね機能と明るいブル-の色がとても気に入ってステディスマ-トランドセルを購入してもらいました。値段は安かったですが、もう5年間使っていますが、いつまでもブル-が鮮やかでお洒落で、体もかなり大きくなりましたが、背中にもぴったりフィットしています。男の子なのでかなり乱暴に扱っていますが、全然壊れず丈夫ですし、傷がつきにくいので新品のようにきれいです。
出典:みん評
④セイバン

価格帯 | 47,300円〜93,500円 |
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重さ | 約1,150g〜1,185g |
ブランド特徴 | 背負いやすさ&多彩なバリエーション |
セイバンのランドセルの価格は、約5万円~9万円ということで相場よりも高めとなっています。ですが相場よりも高めということもあって、子供がランドセルを使いやすいように細部までこだわっているという特徴があげられます。背負いやすさはもちろんのこと、丈夫さにもこだわっているという特徴があげられます。6年間使い続けることができるように、ランドセルがつぶれにくい補強素材があります。さらに中に入れた教科書などが動きにくいような独自の工夫がされているのもポイントの1つです。丈夫で使いやすいだけではなくラインナップも数多く存在しているため、子供の好みに合わせたランドセルが選べるというのもセイバンならではの特徴です。
シンプルながらも6年間使える上品なデザインに惹かれてひと目見て、これ!と決めました!娘には色を選ばせて、水色に決めました✨5月に注文して10月末に届くとのことで、楽しみに待っていました。無事届いて思っていた通り素敵なデザインで母は満足、娘はもう気分は小学生です
出典:公式サイト
⑤フィットちゃん

価格帯 | 49,500円〜82,000円 |
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重さ | 約1,100g〜1,500g |
ブランド特徴 | 体にしっかりフィット! |
フィットちゃんという名前の通り、体にフィットしやすいように作られているというポイントがあげられます。体にフィットすることで、6年間使っていても問題なく使用することが可能です。特徴は体にフィットすることだけではなく、豊富なバリエーションが存在しているという点です。実は対応しているオーダーメイドの種類は1億通り以上になります。そのためオーダーメイドを選択することで、子供の好みに合わせて一番良いランドセルを選択することにつながります。オーダーメイド=高いと考える方もいるでしょう。ですがフィットちゃんの場合には、5万円ほどで購入できることもあります。ただし人気の商品は売り切れも早いので、早めに行動することも忘れてはいけません。
沢山物が入り、軽いことは絶対条件でしたが、やはり女の子なので見た目も重視しました。色は娘がダークブラウンを気に入ったのでそれを、刺繍も片面がハート、片面がティアラの物を選びました。
娘の感想としては背負っていても痛いということはなく使い心地はいいそうです。教科書など沢山入れて学校に行くので、ランドセル自体が軽い素材なのも良かったとのことです。とにかく色、デザインが可愛くて、他の子とあまり被っていないところも気に入っているポイントです。出典:みん評
【まとめ】安いランドセル選びで買い換えの選択肢も!
ランドセルを購入するときに忘れてはいけないのが、6年間使う可能性があるものという点です。
そのため安く購入する場合には、丈夫さなどの面にこだわることも必要です。
また安いランドセルだからこそ、3年で買い替えるなどの選択をしても高いものを買うより安くすむこともあります。
さまざまな選択肢があるからこそ、それぞれの家庭の状況に合わせて適したランドセルを選ぶことが大切です。
値段だけにこだわらず、メーカーや素材の違いにも注目するようにしましょう。