ランドセルといえば、縦型のタイプが主流となっていますが最近では横型のタイプも人気を集めています。
横型のランドセルは見た目に他との違いをアピールすることが出来ますし、収納力や機能性に優れた商品もたくさんあります。
まずは横型ランドセルにどのような特徴があるのか、具体的な商品を見ながらチェックしていきましょう。


Contents
横型ランドセルの特徴
横型ランドセルの特徴としてまず挙げられるのが、荷物の出し入れがしやすいという点です。
通常の縦型タイプであれば、荷物の取り出し口の幅が狭いので大きめのファイルであれば出し入れが難しくなります。
その点、横型タイプのランドセルであれば大型のファイル、教科書もスムーズに出し入れができます。
荷物の多い小学生であれば、こうしたちょっとしたポイントが重要視されていきます。
横型ランドセルのメリット
(1)収納サイズが大きい

出典:HERZ
横型ランドセルのメリットには収納サイズが大きいことが挙げられます。
収納サイズが縦型タイプに比べて大きくなっているのが横型タイプの特徴です。
具体的な寸法はそれぞれの商品によって異なってはきますが、縦型タイプに比べて1センチ余裕がある商品がほとんどなので、荷物の量が多い小学生にはうってつけです。
特に教科書のサイズが大きい小学校低学年のうちはこうした収納力が高いランドセルがおすすめになっていきます。
(2)自分のランドセルだと見分けやすい
横型ランドセルは一般的な縦型ランドセルとは見た目からして大きな違いがあります。
そのため、自分のランドセルを数あるランドセルの中からすぐに見つけることが出来ます。
小学生の場合、集団生活が多くなっていくので、複数のランドセルをまとめて片づけることもあります。
そんな中で自分のランドセルを間違えずに一目で見つけることが出来るとなれば、これに越したことはありません。
(3)友達と被りにくい
入学時に購入するランドセルは、デザインが似通っているものが多いので、必然的に友達とデザインやカラーがかぶってしまうこともあります。
ですが、横型タイプのランドセルの場合、デザイン自体が珍しいので、友達と被ることもほとんどありません。
他の子とは違う、自分だけのランドセルを使っていきたいという子供たちにはこうした横型のランドセルの方が向いているということです。


(4)教材の出し入れがしやすい
横型のランドセルは先に挙げたように縦型タイプに比べて荷物の出し入れ口が広くなっています。
また、同時にカバー部分も開きやすいデザインのものが多いので、教材の出し入れがしやすくなっています。
縦型タイプであればカバーを広げるだけでも周りに十分なスペースが必要ですが、横型タイプであればそのスペースが必要がありません。
こうした省スペースでも教材の出し入れがしやすいという点は小学校生活でも大きなメリットとなっていきます。
横型ランドセルのデメリット
(1)低学年のお子さんだとバランスがとりにくい

出典:HERZ
ただ、横型タイプのランドセルはデメリットとなる点もあります。
その一つ目に挙げられるのが、バランスのとりにくさです。
低学年のお子さんであれば、大きなデザインのランドセルが扱いづらく、荷物を入れるとバランスがさらに取りにくくなっていきます。
体型によっては転びやすかったり、けがをしやすくなることもあるので時に注意が必要です。
(2)学校によっては許可されていない
横型ランドセルは学校によっては許可されていない場合があります。
すべての学校がそうというわけではありませんが、学校によってはランドセルのデザインやメーカーに指定があるところもあります。
横型のランドセルを購入したいという場合には、前もって入学予定の学校の許可は得られるのかどうか、ランドセルに指定があるのかどうかをしっかりチェックしてきましょう。


(3)カバーを付けにくい
横型のランドセルは他との違いをアピールするにはうってつけですが、その分デザインが特殊なものが多くなります。
カバーを取り付けようとしても、そのランドセル専用のカバーでないと付けられないことがあります。
交通安全カバーなど、学校側から配布されるようなカバーであれば、そもそも使用することが出来ないので、この点も注意していかなければいけません。
(4)防犯上良くない
縦型タイプのランドセルであれば、カバーの開閉金具がランドセルの下部についています。
これに対して横型タイプのランドセルであれば、ランドセルの表面に金具があるので簡単に後ろから開けることが出来ます。
防犯上、お子さんが歩いている間に荷物がとられることもあるので、危険なケースも出てくるという事です。
登下校中に電車やバスに乗ることがあるというお子さんであれば、こうしたタイプの商品が不向きになってきます。
(5)人にぶつかりやすい
横型のランドセルは縦型タイプに比べて横幅が広く作られています。
お子さんによって体の幅よりもランドセルが大きく見えてしまうこともあるため、その分人や物にぶつかりやすくなっていきます。
建造物に引っかかることがあれば、それがけがの原因になってくることもあるので、周りへの注意力が散漫になりがちな低学年の頃には注意が必要です。
横型ランドセルのカバーは少ない?

出典:楽天市場
先に挙げたように、横型タイプのランドセルの場合、専用のカバーが少なくなっていきます。
商品を購入する際にセットで購入する必要がありますし、メーカーによっては余計に費用が発生する可能性も出てきます。
縦型のタイプであればサイズやデザインが似通っているものが多いので、カバー自体も安価なものが多く負担も最小限に抑えることが出来ます。
横型タイプを購入する場合には、こうした点もしっかりチェックしていきましょう。
横型ランドセルの口コミ

まだ入学まで時間ありますが、本人が早く欲しいと言うので購入。キャメル色の横型が絶対欲しいと言うので…親としては、横型を背負ってる子が殆どいないので心配ですが、本人が欲しいと言うならと決心しました。大きさは体が小さいので、今は大きく見えますが、これから成長と共に馴染むのかな?って思います。

すぐ到着しました。横長は人と違うので長所短所があると思いますが、本人は大喜びで毎日眺めてます。ランドセルというよりはおしゃれなリュック?6年間使用した後にはお下がりで私が欲しいくらいです。

いわゆる普通の学習院型にしようか、今回購入した横型にしようか正直迷いました。でも、今は横型にして本当に良かったなぁ…って思います。使い勝手はまだ分かりませんが、デザイン、色ともに娘が喜んでくれたので良かったです。
横型ランドセルの口コミを見ると、他の子と被りにくい形のため心配ですが、デザインが可愛いというような声が多く寄せられています。また、個性的で目立ちたがり屋のお子さんにとっては嬉しいデザインであることがわかります。他にも「メリット・デメリットを把握した上で、デザインの可愛らしさで決めました」など、横型のランドセルのデメリットを知った上で購入に至ったという声が多く寄せられています。
横型ランドセルはおすすめなの?
横型タイプのランドセルはメリットよりもデメリットの方が多く、あまりおすすめはできません。
実際に小学校入学時に商品を購入した人でも、小学校1~2年までしか使用していないというケースがほとんどです。
年齢が上がっていくうちに横型タイプでは支障が出ることが多くなるというわけです。
それでも横型タイプが良いというのであれば、利便性を考えて半かぶせタイプのものを選ぶのがおすすめです。
半かぶせタイプであれば荷物の出し入れがしやすいですし、横型タイプのデメリットを幾分軽減していくことが出来ます。
半かぶせでおすすめの横型ランドセル2選


①横型ランドセル・玉縫い

価格帯 | 59,400円〜61,560円 |
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重さ | 約2000g〜2050g |
ブランド特徴 | 職人こだわりのシンプルなデザイン |
半かぶせタイプでおすすめの横型ランドセルにはいくつかの商品が挙げられますが、中でも人気なのが横型ランドセル・玉縫いです。この商品は大人でも使えるシックなデザインが特徴で、素材には本革が使用されています。子供のうちから本格的な商品を使わせていきたいという人にはうってつけですし、何より丈夫なので6年間を通して長く愛用することが出来ます。
皆と違うランドルが欲しいという娘の依頼で!「かわいすぎる☆」本人よりコメント!
出典:公式サイト
②カジュアルフラットキューブ横型クラリーノランドセル

価格帯 | 60,480円 |
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重さ | 約1000g |
ブランド特徴 | 最軽量で大容量 |
この他、横型ランドセルであればカジュアルフラットキューブ横型、クラリーノランドセルもおすすめです。人工皮革のクラリーノ素材が用いられているため、本革を使用したものよりも軽く小学生でも扱いやすいのが特徴です。内部には教科書の整理がしやすいように可動式の仕切りが設けられているため、自然と整理整頓の能力が身についていきます。サイドには子供らしい刺繡がデザインされているため、他とは違うランドセルを選んであげたいという人におすすめです。
横型よりもおすすめできる女の子用縦型ランドセル4選
①【セイバン】モデルロイヤル ベーシック

価格帯 | 59,400円 |
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重さ | 約1180g |
ブランド特徴 | 飽きることない女の子に人気のデザイン |
横型タイプよりもおすすめしていきたい商品にモデルロイヤル・レジオが挙げられます。この商品は大人っぽいシックなデザイン、カラーが特徴で、素材には軽さを重視したクラリーノが用いられています。女の子に人気の商品でもあるので、機能性やデザイン、すべてのバランスが取れた商品を選びたいという人にはうってつけとなっていきます。
背負い心地がいいようで、デザインもとっても可愛いです!
出典:公式サイト
②【セイバン】ラブピ ガーリー

価格帯 | 59,400円〜62,640円 |
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重さ | 約1175g |
ブランド特徴 | 目立ちたい子にはこのランドセル! |
横型タイプ以外であれば、ラブピのガーリーというランドセルもおすすめです。この商品は主素材にクラリーノが用いられていて機能性が非常に優れています。また、カラーがパール調になっているため、シンプルなカラーが苦手だというお子さんにも向いています。かぶせの内側部分には女の子らしいハート柄の刺繍がなされているため、ランドセルで個性を出していきたいという人は参考にしていくといいでしょう。
③【セイバン】天使のはねクラシック

価格帯 | 57,240円 |
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重さ | 約1140g |
ブランド特徴 | 6年間に備えた耐久性 |
天使のはねクラシックという商品は、全国的にも名の知れた商品で実際にその名前で購入を決める人も少なくありません。「天使のはね」というネーミングからもわかるように、ベルト部分に特殊な加工がなされているため、背中の上部によりフィットした状態でランドセルを背負うことが出来ます。荷物の多い小学生でも負担なくランドセルを背負うことが出来る、これは大きな魅力となっていきます。また、この商品はシンプルなデザインも魅力で、余計なデザインを省いて高学年になっても使いやすいものを選びたいという人にはおすすめになっていきます。
④【セイバン】モデルロイヤル・レジオプリンセス

価格帯 | 73,440円 |
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重さ | 約1180g |
ブランド特徴 | 女の子らしいランドセル |
横型タイプよりもおすすめの商品にはモデルロイヤル・レジオのプリンセスも挙げられます。女の子であればよりかわいらしいカラー、デザインにこだわってみるのも一つの手です。この商品はすべてのカラーがパール調になっていて、見た目に他との差別化を図ることが出来ます。また、ハート形やティアラ、レースなど細かな刺繍がなされているので、細部にまで気を配ったデザインが特徴となってきます。
娘はプリンセスが大好きなのでサイドのティアラのデザインが気に入りました。ブラウンなので高学年まで飽きずに使えると思います。
出典:公式サイト
横型よりもおすすめできる男の子用縦型ランドセル4選
①【セイバン】天使のはね・クラシック

価格帯 | 57,240円〜62,640円 |
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重さ | 約1140g |
ブランド特徴 | 樹脂素材効果でしっかり体にフィット |
男の子の場合、横型タイプ以外であれば天使のはね、クラシックの商品がおすすめです。よりシンプルなデザインが特徴のこの商品は、カラーラインナップがブラックやブルー、キャメルなどから選ぶことが出来ます。シンプルながらもカラーで個性を演出することが十分に可能というわけです。また、天使のはね独自の加工がなされているので、たくさんの荷物を入れたとしても背中や腰に負担がかかりにくくなっています。
②【セイバン】モデルロイヤル ドラグーン

価格帯 | 68,040円 |
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重さ | 約1200g |
ブランド特徴 | 高学年になっても使いやすいデザイン |
モデルロイヤルのドラグーンの場合、同じブラックのカラーでも刺繍の糸にブルーやゴールド、ワインレッドなどの色が用いられています。周りから浮かないようにシンプルなデザインのものを選びたいけれども、刺繍の色など細かなところで個性を出していきたい、そんなお子さんにおすすめです。サイドにはドラゴンのエンブレムが付けられていて、元気な男の子にはうってつけです。遠目にはわからないけれども、近づくとそのデザインに違いがある、これがモデルロイヤルドラグーンの魅力です。
③【セイバン】コンバース デコキッズ

価格帯 | 62,640円 |
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重さ | 約1215g |
ブランド特徴 | 快適な背負い心地 |
靴のメーカーとしても知られているコンバースの場合、よりカジュアルなデザインのランドセルをチョイスすることが出来ます。サイド部分にはコンバースのマークが入っていて、見た目におしゃれなデザインに仕上がっています。カラーはシンプルなブラックやブルーの他、細部にさし色が入ったデザインのものもあるので、気になる人はチェックしてみるといいでしょう。基本的に男女兼用のデザインが売り出されていますが、お子さんの好みで多彩なカラーから選択ができるという点は、大きな魅力点として挙げられます。
店頭で現物を見て決めましたが、こちらのほうが安いですしショップも信用できると思いましたので決めました。ロイヤルのような紋章(?)とか十字架のデザインが苦手なので、何も飾りのないシンプルなものにしようと思っていましたが店頭でこちらに一目惚れ。ブルーは派手すぎず、星のスタッズや刺繍がポイントになっていてとてもかわいいです。まだ届いていませんが、お店からのメールもとても丁寧で安心できるものでしたので星5つ付けます。息子も届くのをとても楽しみにしています。
出典:楽天市場
④【セイバン】モデルロイヤル・レジオノーブル

価格帯 | 73,440円 |
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重さ | 約1300g |
ブランド特徴 | ワンランク上の品質・機能 |
モデルロイヤル・レジオのノーブルも横型タイプのランドセルよりおすすめになってきます。この商品はカラー選択がブラックとキャメルの2色だけですが、よりシンプルで使いやすいランドセルを選びたいという人に向いています。かぶせ部分の素材には牛革を使用しているため、見た目に高級感が出ていますし、金具部分はすべて上品なアンティークゴールドに統一されています。高学年になっても変わらず使い続けることが出来る、そんなランドセルを探しているという人にもうってつけです。
この色のランドセルがほしくて色々探しました。天使のはねがデザイン、価格とも気に入りました。商品が届き、孫も大喜びです。ありがとうございました。
出典:公式サイト
横型ランドセルについてよくある質問

出典:萬勇鞄
(1)横型のランドセルは他のメーカーでもあるの?
横型のランドセルは他のメーカーでももちろん売り出されています。
ここで挙げた商品ばかりというわけではないので、商品を購入する際には前もってそれらの情報をチェックしていくことも大切です。
横型タイプの商品はそれぞれのメーカーで特徴や利便性、価格が大きく異なってきます。
予算内に収まっていることはもちろんですが、それらの商品の中でもより利便性に優れたもの、好みに近いものを選ぶようにしていくといいでしょう。
こうした商品は小学校6年間使い続けるものですし、愛着が強いに越した事はありません。
お子さんが自ら選んで大切にできるものを選ぶこと、これがポイントになってくるわけです。
(2)交通安全のカバーの付け方は?
横型タイプのランドセルは先に挙げたように交通安全のカバーが付けにくくなっています。
専用のカバーを個別に購入するのも一つの手ではありますが、一般的に売られているタイプのカバーを使用する際にはカバー自体を短く切ったり、不要な部分を折り曲げたりしてしようしていきます。
ものによってはこうした工夫が必要になってくることもあるので、横型タイプのランドセルを購入する際には前もって注意しておくといいでしょう。
【まとめ】横型ランドセルを選ぶ際は6年間を見越して選びましょう
横型のランドセルは見た目におしゃれなデザインで、周りと差をつけたい、目立ちたいという人にはおすすめの商品となっていきます。
また、機能性にも優れた商品が多いので、荷物が多い小学生であればメリットとなる点も多くなります。
ただ、だからと言っていいことばかりというわけではなく、デメリットも同様にいくつか挙げられるため、購入の際にはこうしたマイナス面もしっかりと確認していくようにしましょう。
メリットもデメリットも踏まえた上で、それでも横型ランドセルを使いたいというのであれば、半かぶせタイプの商品をチョイスして不都合がより少なくなるように工夫を施していくことも大切です。