小学校の運動会がどんどん変わってきていることを知っていますか?
様々な理由により運動会が午前中で終了してしまう小学校も増えているようです。
この記事を読むと
が分かります。
小学校の入学を控えられているお母さまはしっかりとこの記事を読んで小学校のことを理解しておいてくださいね!
後藤謙尚(ごとう けんしょう)
よりお子さまに合ったランドセルを知ってもらうために、関西、関東を中心に60社以上のランドセルメーカーを徹底的に分析。実店舗に足を運び、ネットだけでは手に入れられない情報を発信していきます。



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小学校の運動会は午前中で終了?
運動会というとお弁当を準備して、家族総出で子どもたちの応援に出かける秋のイベント。
というイメージが定着していますが、5月に開催する学校が増えている他、午前中で終了する学校も出てきました。
今までは午前8時半頃から学校が終わる午後3時までと、丸1日かけて開催されていましたが、昼前に終了するのです。
すべての学校が半日で終わるという訳ではないのですが、札幌市では6割の学校が午前中で終了するなど運動会の短縮化が進んでいます。
小学校の運動会はなぜ午前中までなの?

運動会の時間短縮が進んでいる背景には、共働きの両親が増えたということがあります。
運動会は家族みんなが見に来てくれて、小学校の校庭で一緒にお弁当を食べるということを楽しみにしていたという思い出を持っている人も多いですが、
働いている親にとってみれば、朝早く起きて大人数のお弁当を作るのは負担がかかり、観戦のため仕事も休みを取る必要があります。
教員にとっても負担で、普段抱えている仕事に加えて練習時間や運営のために時間を割く必要が出てきています。
理由1.運動会での組体操や棒倒しが危ない

出典:日本経済新聞
運動会の種目の中には危険なものがあるということも、時間を短縮しようという全国的な動きに拍車をかけています。
組体操や棒倒しは怪我をするリスクが高く危険という認識が広がり、ほとんどの学校で禁止となっています。
組体操では実際に子供が怪我をしたケースもあり、運動会を午前中までに終わらせる学校は今後も増えてきそうです。
理由2.熱中症で倒れる可能性があり危険
5月と言っても気温が高い日もあり、熱中症を懸念する声があります。
ミストシャワーを設置して熱中症に備える小学校も出てきていますが、それでも不安が拭えない保護者がいるのも事実です。
1日中直射日光を浴び続けることは熱中症になるリスクが高くなり、子供だけでなく応援している保護者や家族の中でも具合が悪くなる場合もあるので、運動会の時間見直しは必然的と言えるでしょう。
理由3.運動会に向けた練習をする時間がとれない
常に忙しいスケジュールを抱えている教員にとって、運動会の準備のために時間を作ることは難しく負担がかかる傾向があります。
学校では修学旅行や遠足、課外授業など他にも準備が必要なイベントが多く、教員はそれらと並行しながら準備をしなければなりません。
働きすぎと指摘されている教員にとって今以上に労働時間を増やすわけには行かず、運動会の時間短縮は教員にとっての負担軽減策と言えます。
小学校の運動会は午前中で終了してほしいという声も
運動会を楽しみにしている家庭も多く、短時間で終わっては盛り上がりに欠けるという声がある反面、半日で終わる運動会に対して好意的に受け止めている人が多いのも事実です。
愛知県安城市では午前中に運動会が終わるよう全地区で統一して欲しいという要望が寄せられています。
両親や教員の負担軽減につながり、より意義のあるものとなるというのが理由ですが、こうした意見が今後どのように反映されていくか注目されます。
小学校の運動会は午前中になった感想は?
運動会が半日になったことに対して様々な声がネットに飛び交っています。
小学校の運動会 午前中に終わるのってどう思う?
#カムラジ— 北乃カムイのもにょもにょラジオ@HBC (@kamuihbcradio) May 18, 2019
うちの母校(小学校)の運動会も午前中だけになってた
暑さが理由なら10月開催にして欲しい— すふぉん (@16vows_scpo) August 14, 2019
光化学スモッグお気をつけください!週末、光化学スモッグが予測されるため福岡県内の小学校運動会を午前中のみで切り上げる事になりました!喉の痛み、目に異常を感じたらすぐに流水で洗浄し、屋内に入ってください。
— なかじ (@usatoratoolove) May 24, 2019
目立ったのは『朝早く起きてお弁当を作る手間が省けて楽になった。』という感想で、共働きの両親にとってお弁当作りや場所取りで並ぶことは負担が多かったことが伺えます。
『昼前に終わるので、比較的涼しい時間帯に応援できる他、長時間観戦して具合が悪くなる心配もなくなる。』という安堵の声もあります。
お弁当作りや場所取りに喜びを見出している家庭にとって、時間短縮は残念という感想や子供が置き去りにされていると言った意見もありました。
小学校の運動会は午前中だけでも日よけが大切

時間が短縮されたことで、熱中症対策にも変化はあるのでしょうか?
日中でも気温が低めの時間帯に行われるので心配も少なくなりますが、万が一を考えると、たとえ半日でも日よけの帽子やテントは準備しておいたほうが良さそうです。
運動会当日の持ち物はどうやって準備する?
日よけの防止のほか水分補給のため飲み物が必要になります。
小学校によっては準備するものや持ち込み禁止を指定してくる場合もあるので、学校の案内を参考にすることが望ましいです。持ち込んでよいかどうか判断がつかない場合は学校に問い合わせてみるといいでしょう。
運動会での服装は動きやすい格好で
座って応援したり動き回ることが多いことを考えて、服装は動きやすい格好が基本です。
ゆったりしたパンツや半袖のシャツ、靴はスニーカーなどが無難でしょう。紫外線が気になる季節なので、帽子など日差しを避けるものを身につけることもポイントになります。
汗を拭くためのハンカチや飲み物、撮影に使うビデオカメラなどをまとめて入れるリュックがあると便利です。
小学校の運動会は一生の思い出です
すべての学校が午前中に終わるわけではありませんが、小学校の運動会の時間短縮化は時代の流れであると言えます。
運動会は家族みんなで時間を共有したり、一緒に競技に参加するなど家族の時間を大切にする機会を与えてくれる、とても大事なイベントです。
勉強は苦手だけど運動は得意という子供が輝ける場でもあり、小学校の運動会は一生の思い出になります。そのイベントが無くなったり省略された場合、デメリットも生まれそうです。
負担軽減ばかりが強調されますが、メリットも有るということを考慮に入れて見直した方が良いのではないでしょうか。
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お得に小学校生活を送ることができるようにしっかりと準備していきましょう!